アレクサンダー・コブリン ピアノリサイタル
アレキサンダー・コブリンのリサイタルに行ってきました。
2008.9.18 於 兵庫芸術文化センター
プログラム
ハイドン:ソナタ第36番 ハ長調 Hob.XVI/21
べートーベン:ソナタ 第17番 op.31-2「テンペスト」
ショパン:バラード 第3番 変イ長調 op.47
ショパン:ソナタ 第3番 ロ短調 op.58
アンコール
ショパン:即興曲 第1番 変イ長調
ラフマニノフ:楽興の時 第3番、第4番
13の連想曲より第12番(たぶん)
ハイドンは初めて聴く曲でした。とても優美な感じ。音色が曲にぴったりで、コブリンにはいつかスカルラッティも聴かせて欲しいな~と思いました。
そして「テンペスト」はえらく激しかった。正直、おののいたけれど。コブリンのメッセージは痛いほど伝わってきました。目立つところでミスタッチがあったのは残念だったけれども、リスキーになるのは承知の上で、あえて彼はあのような弾き方を選んだのだと思いました。この1曲で私は満腹状態![]()
休憩をはさんでショパンバラード3番。コブリンは感情におぼれた演奏をしない人だなと思いました。あまり身体を動かさず、自分の音を客観的に聞きながら演奏していました。表情もあまり変えず、まるで修行僧みたい。お辞儀の時に正面からみたお顔はとってもかわいかったけれど、ピアノを弾く横顔は別人のようです。
そして最後のショパンのピアノソナタ。正直に言えば「テンペストほどには引き込まれなかったかな・・・私はリパッティのCDでこの曲を聴くことが多いのですが、リパッティがこの曲を録音した際の事情(彼の病)を背景に聴いているからかも知れませんが、個人的にはリパッティのほうが人間の情念がより強く伝わってくるような気がします。
コブリンはどの曲においても底を打つような力強いフォルテはもちろん出せるけれど、緩情楽章の歌い方がとびきり素敵です。
アンコールにもたっぷり応えてくれました。とくにアンコール2曲目のラフマの楽興3番では、本プログラムが終わって少し落ち着いた聴衆に再び緊張感と一体感が生まれたような気がしました。良い音楽を聴けて嬉しかったな~コブリンさん、来年もまた来てくださいね♪


最近のコメント